プル型ソレノイド
初期状態では、ねじりコイルバネによって動作方向に付勢された負荷(上記では回転レバー)を、ソレノイド可動鉄心に装着された戻しバネの力で負荷の初期位置に留め置いています。ソレノイドが通電により動作し、装着された戻しバネを圧縮しつつ可動鉄心が移動すると、負荷はねじりコイルバネの力で回転し鉄心に当たるまで動作して止まります。ソレノイドの通電を切ると鉄心の戻しバネの力で負荷が初期位置まで戻されます。
プル型ソレノイド
可動鉄心に装着された戻しバネの一端にフック部が設けてあり、負荷にダイレクトに接続されています。ソレノイドに通電すると、可動鉄心の移動に連れて戻しバネのフック部で連結されている負荷も移動します。ソレノイド通電をオフすると、戻しバネにより可動鉄心が初期位置に戻り、それに押されて負荷も初期位置に戻ります。
プッシュソレノイド
ソレノイド通電時には可動鉄心のコイル内部への移動に連動し、可動鉄心と一体動作のピンはコイル外部に向け突き出し動作を行います。この突き出し動作を利用して様々なプッシュ動作が可能です。ソレノイドを複数並べてのプッシュ動作も可能です。
又、ピンによるプッシュ動作と、可動鉄心によるプル動作と、1個のソレノイドで2種類の力を同時利用できます。